相談支援専門員養成研修でファシリテーターを務めてみた@ハート花きりん

 こんにちは。相談支援センター ハート花きりんです。

今回は、相談支援専門員初任者研修でファシリテーターを務めた経験と、得た学びについてお話ししたいと思います。

 

私たちの仕事名は「相談支援専門員」です。一定期間の実務経験を経てから法人からの推薦を経て、「初任者研修」をクリアし、区への登録が完了すると仕事が始められます。

その後も5年ごとに「現任研修」を受講することで業務が続けられる構造になっています。

 

その初任者研修も現任研修も、一部の講義部分を除いては、グループワークや地域実習が肝になっているため、研修がスムーズに進行するように「ファシリテーター」を置いています。

 

ファシリテーターって、ただ進行するだけじゃない

ファシリテーターとの役割は「参加者の声や思いに寄り添い、学びが活性化するように積極的に支援する人」「場をつくる人」です。

参加者が安心して話せる空気をつくること、ちょっとした沈黙も大切にすること、そして何より「その人らしさ」を引き出すこと。

・・・というとキレイなのですが、大前提として相談支援専門員に必要なスキルを持ち帰っていただかなければいけないので、ファシリテーターの頭の中はフル回転です。

まさに、優雅に泳ぐシンクロナイズドスイマー(今はアーティスティックスイミングって言うんですね!)の水面下の足かき状態です。

会期中は痩せました、多分。

 

           白鳥が水の中にいる鳥

AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

        白鳥は水面下でもがかなくても浮けるらしいです。実は。

 

 

正直なところ、昨年初めてのファシリテーターで私は息も絶え絶えになり「私は向いてないな」と落胆し消耗していたのですが、

約4か月に渡る研修の終盤で、急に受講者の皆さんが活性化されて主体性が光るようになり、しっかりと着地され研修を修了されました。

本当に貴重な経験をさせていただけたと心から感じました。日本シリーズ優勝さながらにビールかけをしました、脳内で。

 

       

       chatGPTさんが描いてくれました。運動会の祝勝会かしら?

 

 

〇ファシリテーターを経験し得たスキルと気づき

ファシリテーターは、あくまでサポーターであり、スキルを押し付ける立場ではありません。

ただの計画作成屋ではなく、広く深い思考を展開できる相談支援専門員になっていただけるような補助をすることであるのだと、経験を経てわかりました。

また受講者の皆さんや他のファシリテーターとの出会いや対話の中で、自分の思考の癖や改善点を客観的に見つめることができ、

今後の支援や研修運営に活かせるヒントをたくさん持ち帰ることができたのでした。

 

ファシリテーターの仕事は、とても骨の折れる仕事です。

受講者の中には人生の大先輩もいらっしゃいます。みなさんスゴイ人なんです。

なのに気付きを得てもらわないといけないんです。

普段運動をしない私からしてみると荒川河川敷上るのにハアハアするのに、ファシリテーターの仕事は「富士山登山レベル」。

でも登っている間も景色がきれいだし、登山仲間はいい人たちだし、頂上にたどり着いた達成感と力がついた感覚が格別なのです。

 

        山の斜面に立っている男性

AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。   

        ※富士山じゃなくてもキレイだろうなあ

 

演習型研修だからこそ得られる学び

講義型研修では、コロナ禍以降オンライン形式が定番となり、移動時間がなく効率よく学べるようになりました。

一方で演習型研修に参加すると、さまざまな経験を持つ方々と直接顔を合わせることで、毎回「自分もこうなりたい」と思えるような学びがあります。

他の皆さんの話し方、関わり方、考え方に触れることで、「こんなふうに関わってみたい」「この視点は新しい」と思える瞬間がたくさんあります。

よい部分を吸収しながら、自分の視野が広がり、支援の可能性も広がっていく感覚があります。

 

 

つながりを届ける支援者として

相談支援専門員としてお会いする方の中には、病気の影響で外に出たり、人の中に入ることが難しい方もいらっしゃいます。

そんなとき、訪問看護師さん、保健師さん、ヘルパーさんなど、他の支援者の方々と協力して訪問することで、私たち自身が「つながり」になることができるのではないかと感じています。

つながれる支援者は限られているかもしれません。でも、私たちが研修や日々の関わりの中で吸収したことを、出会う方々に還元していくことで、その方が私たちを通していろんな人とつながれる。

そんな役割を担えるように、一方に偏らないように、自分を内省しながら、時には後ろを振り返りながら進んでいきたいと考えています。

 

 

地域共生社会を実現するために

先日参加したある会で、ピアサポーターさんが精神科の医師から聞いた言葉がとても印象的でした。

 

「自分の思いだけを主張し続けると戦争が起こる」

 

自分の考えだけを一方的に押し通そうとすると、誤解や不信感が生まれてしまう。

だからこそ、相手の意見にも耳を傾け、「そういう考え方ももちろんあるよね」と、その方の歴史や背景をくみ取り、尊重する姿勢が大切なのだと思います。

支援の場でも、地域の中でも、こうした対話と理解の積み重ねが、少しずつ優しさを広げていくのではないでしょうか。

 

私たちも、そんな「つながりの場」をこれからも大切にしていきたいと思っています。

 

 

コメント

このブログの人気の投稿

【ナース花きりん訪問看護師の1日】地域をつなぐ5つの訪問 〜多職種連携とともに〜

ハート花きりん@相談支援事業所ってこんなところ

センターさんかくの、ありふれた日常