【相談支援センターハート花きりん】日日是好日、日日是ブラッシュアップ
今回もわれわれの業務のエッセンスをお届けできればと思っております。
私たち、皆さまとお会いして面談をするのがもちろん主な仕事なのですが、他の医療福祉分野と比べると研修が多いのも一つの特徴かもしれません。
江戸川区には相談支援事業所がたくさんあるという関係もあり、年間9回「計画相談ブラッシュアップ研修」というものが開催されています。
〇ブラッシュアップ研修とは?
これは、いつもお世話になっている江戸川区相談支援連絡協議会(通称:江総連)が江戸川区から委託を受けて実施しており、研修内容については、江総連さんと相談支援専門員の上位互換・主任相談支援専門員を中心にしたプロジェクトチームが研修を企画してくださっています。(いつもありがとうございます!)
年度初めの4月、暑さの厳しい8月、年度末の3月はお休みし(やさしい)、それ以外の月には毎回テーマを変えて行われます。相談支援専門員同士が自己研鑽・相互研鑽・横のつながりづくりを進める大切な場として、区内の多くの相談支援専門員、相談支援員、ときどきピアサポーターさん、区役所の職員さんが参加しています。
令和7年度の年間テーマは 「主体的にまざる」。
相談支援専門員一人ひとりが、地域の中で主体的に動き、連携を深めるための知識や技術を身につけることが目的とされています。
そんな一年の締めくくりとなる第9回研修に参加してきました。
会場は江戸川区民は知っている、グリーンパレス
そろそろバス停からは目をつぶっていても到着できそうです(嘘)
〇今年度最終回の研修の内容はこんな感じ
講義では、江戸川区障害福祉課課長から江戸川区の相談支援に期待したいことを、区としてのこれまでの取り組みの振り返りを通じてお話しいただきました。
江戸川区では障害のある方の人口割合が年々増加しており、多様なニーズがあること、とある区民の思いからいろんな仕組みづくりやイベント、体制を整備してきたとのことで、とても熱い思いが伝わってきました。
その後はグループワーク。
まず自分が持っている「顔」を書き出すところから始まりました。
思いつく限りの「顔」をそれぞれ書き出します。
- 相談支援専門員としての顔
- 家族としての顔
- 好きなことの顔
- 推し活の顔
- 地方出身者としての顔 などなど・・・
そこから「私はこんな生活をしたい」という思いを言葉にし、グループで共有。
さらに、その思いに対して「あったらいいな」を出し合い、最後に「私にできること」を考えるという流れでした。
〇グループワークを通して感じたこと
書き出してみると、「あ、私ってこんなにいろんな側面を持っていたんだ」と気づかされます。普段“支援者”としての自分に寄りすぎていたことにも気づくし、普段はみなさんのことを知りたくて質問していっていますが、どう評価されるかわからない環境下で自己開示することって、やっぱりちょっと抵抗あるな・・・そんなことにも気づくことができました。
実現可能性は一旦わきに置いて、できる・できないの判断を外し、一人ひとりの思いに寄り添うことを大切にして普段相談支援をしています。
その一方で、自分のことになると、手立てが全然思いつかない!
思いついても、どうしても“業務的な硬いこと”ばかりになってしまう。
このギャップに気づいた瞬間、「あ、これが私のクセなんだな」と思いました。
・ 他者の思いには柔らかく寄り添える
・ でも、自分の思いにはなぜか寄り添いにくい
• そして、支援者としての引き出しのほうが圧倒的に使いやすい
これは弱点でもあり、でも同時に“伸びしろ”でもあるのかもしれません。
支援者としての視点が強すぎると、自分自身の生活や思いを丁寧に扱うことを忘れてしまう。
利用者さんたちの思いには「そうだそうだ!」と同調できるけど、自分だったら?を主眼にするとアイデアが出てこない、硬い、少ない。
それって、寄り添えているようで、実は「ひとごと」。本当の意味では「わがごと」ではないのかもしれない、そのことに気づかせてくれた時間でした。
第9回の研修は、今年度のテーマ「主体的にまざる」を、頭ではなく“体感”として理解できる時間でした。
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