【訪問看護】当たり前に休める職場を支える、夏のチームワーク
夏は旅行や帰省、家族との時間など、スタッフそれぞれがリフレッシュのために休暇を取得する季節です。私たちの訪問看護ステーションでも、スタッフが交代で夏季休暇を取得しています。しかし、利用者様の生活は休暇シーズン中も続いていきます。そのため、誰かが休んでいる間も変わらず支援を継続できる体制づくりが欠かせません。
一方で、近年は猛暑も大きな課題となっています。利用者様の体調管理だけでなく、訪問するスタッフ自身の健康管理も重要です。
私たちにとって夏は、「チームワーク」と「安全管理」の両方が問われる季節なのです。
休むためには準備が必要
夏季休暇を取得する際には、事前の情報共有を徹底しています。
利用者さんの最近のご様子や支援上の注意点、関係機関とのやり取りの状況などを整理し、担当者以外のスタッフでも対応できるよう引き継ぎを行います。
精神科訪問看護では、利用者様との信頼関係がとても大切です。しかし、その信頼関係が特定のスタッフだけに依存してしまうと、休暇や急な体調不良があった際に支援が滞るリスクも生まれます。
だからこそ私たちは、「担当者が不在でも支援が継続できること」を大切にしています。
普段から記録を丁寧に残し、カンファレンスを行い、利用者様の状況を共有することが、安心して休暇を取れる職場づくりにもつながっています。
猛暑の中で訪問を続けるために
夏の訪問看護では、暑さ対策も欠かせません。
訪問看護師というと、「外を移動するから半袖のほうが涼しいのでは」と思われることがあります。しかし実際には、直射日光による体力消耗を防ぐため、長袖を着用するスタッフも少なくありません。
また、
- 帽子による日除け
- サングラスの活用
- 保冷剤の携帯
- こまめな水分補給
- 塩分補給
など、それぞれが工夫しながら夏を乗り切っています。
特に自転車で移動することの多い私たちにとって、熱中症対策は利用者様だけの話ではなく、自分自身の健康管理でもあります。
スタッフが安全に訪問を継続できることは、結果的に安定した支援の提供につながります。
猛暑が続くなか、こうした対策は年々重要性を増しているように感じます。
テレワークも活用しながら働く
訪問看護というと、すべてが外回りの仕事だと思われるかもしれません。
もちろん訪問そのものは現地で行いますが、近年はICTの活用も進み、一部の業務についてはテレワークを取り入れています。
例えば、
- 記録作成
- 報告書作成
- 情報整理
- オンライン会議
などです。
特に猛暑日には、すべての業務を事務所で行う必要がないことが、スタッフの負担軽減につながっています。
限られた人数で運営する夏季休暇シーズンだからこそ、「どこで働くか」よりも「どう効率的に働くか」が重要になります。
訪問以外の業務を柔軟に行える環境は、働きやすさの向上にもつながっています。
引き継ぎは学びの機会でもある
夏季休暇中は、担当外の利用者様を訪問する機会があります。
その際、「こんな一面があったんだ」「こういう関わり方もあるのか」と新たな発見が生まれることがあります。
普段担当しているスタッフとは異なる視点で利用者様を見ることで、支援の幅が広がることも少なくありません。
また、他スタッフの記録や支援の工夫を知る機会にもなります。
一見すると大変そうに見える代行訪問ですが、実はスタッフ同士がお互いから学ぶ機会にもなっています。
こうした経験はチーム全体の支援力向上にもつながっています。
夏は組織文化が見える季節
職場の文化は、余裕のある時よりも忙しい時にこそ表れます。
- 休暇を取得しやすい雰囲気があるか
- 情報共有ができているか
- 困った時に相談しやすいか
夏季休暇シーズンは、そうした組織の土台が見えやすい時期です。
私たちも毎年試行錯誤を重ねながら、この季節を乗り越えています。
スタッフがしっかり休めること。
猛暑の中でも安全に働けること。
担当者が不在でも支援が継続できること。
それらを支えているのは、一人ひとりの頑張りだけではありません。日頃から積み重ねてきた情報共有や助け合い、そしてチームワークの力です。
今年の夏も、熱中症対策を行いながら、お互いを支え合い、地域での支援をつないでいきたいと思います。
採用情報
NPO法人コラボえどがわ 花きりん
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